本社のコンピュータルームから、毎朝各工場に生産の指示が送りだされていきます。現在では、インターネット上で受注することも多く、パソコンがフル活用されています。当社がパソコンを導入したのは20年も前のことで、早くからデジタル化を進めてきました。
新素材の開発は、トライ&エラーの繰り返しです。とくにゴム素材は練り合わせることが重要で、試作が何度も行われます。ここでは、長年にわたる経験とノウハウが決め手です。キュラストメーター等の評価設備も整えながら、プロとしてその先の素材づくりをめざしています。
自社で使用する金型、治工具は、自社で生産しています。これは、納期を短くし品質を高めるためであり、また機密保持という目的もあります。お客様のご要望を受けて、最適な金型をCAD・CAMにより短期間で製作します。
製品に使用される素材はゴムやスポンジを中心にセラミックや金属類など、パッキングに使えるものは何でも取り扱います。まず、素材ありきではなく、どんな機能を求めるかによって、最適なものを選定します。
まず、どのような製品を開発したいのか、そこに必要な機能は何かをお話しください。私たちは、目的にあった素材と品質をこれまでの実績から導きだし、皆さまが満足のいく部品の提案をいたします。とくにゴム素材に関しては、プロとして求められる機能を高レベルで実現。技術の良きパートナーとして、新製品に貢献します。
私たちは、パッキンひとつでもその部品が担う役割の大きさを実感して、責任を持って無駄なく製造しています。そして、当社の生産をトータルに支えているのが、時分割生産システムです。その日に必要な製品の種類、それぞれの生産量を計算して、時分刻みに予定を組み実行していきます。そのコントロールソフトは、自社制作のオリジナルプログラムのため的確で安心。急な生産変更、設計変更にもフレキシブルに対応します。